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1058 御利益ありそう高幡不動

”平かな世になることを願いつつ不動参りの人並み絶えず”

 穏やかな陽射しに誘われて何処かに出かけてみたい日が続いています。天候が不安定になる日もありますが、この季節散策など屋外のちょっとしたレジャーには丁度いいのではないでしょうか。
 目的もなく散歩するのもいいもので、ぶらりぶらりと歩いていると普段気がつかなかった風景を見つけることもできます。
 日頃、煩悩の塊の筆者などはそうした機会には神社仏閣などを訪ね、我が身の愚かさを反省しているところです。というと格好いいのですが、たまたま通りかかった神社仏閣で頭を垂れて参拝し、愚者への御利益をお願いしているところです。
 筆者は神社仏閣が比較的好きで、道々そうしたところがあれば立ち寄って参詣するのですが、散歩コースに寺などがあれば毎日そこを目標に歩いてみるのも悪くないと思っています。
 特急も停車する駅から5分とアクセスのよい場所にある高幡山金剛寺は「高幡のお不動さん」と呼ばれ地域の人々から親しまれています。
 境内も広く文化財なども散見され、千葉県の成田山新勝寺などと共に関東の三不動と称されることもあります。
 筆者は、多摩動物公園に行く折に高幡不動駅を通っただけでまだお不動さんにはお参りしたことはありませんが、丁度季節がいいので機会を作ってお参りしてみたいと思います。

 さて、次は南平・・・小駅のラッシュ時は・・・

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1057 草生して百草園

”物憂げな日々の暮らしを変えるほど効く妙薬は何処にありや”

 「もぐさえん」と読みます。小石川の後楽園のようにかつては幕府御用達の薬草園か何かだと思っていた無知な筆者は冒頭の歌を詠んでしまいました。
 よくよく調べてみると特に薬草園ということではなく、元々は武蔵野の草深い野という意味だそうです。
 野草を採取するのがブームになっているとのことですが、毒を孕んだ危険な野草が身近にあると先日ニュースで報道されていました。
 タラの芽やふきのとうなど近所の居酒屋で天麩羅のメニューに載る昨今、筆者は一も二もなく注文していますが、自ら採取するとなるとそれなりに苦労がありそうです。
 日陰に茂るドクダミでもそれなりの効用があるように、きちんと見極めができれば身体に良いものも採取できるのでしょうか、そうした意味ではあながち冒頭の歌も意味ないものではないようです。
 多摩川に近く野原が一面に拡がっていた百草園付近では、それこそ薬草もふんだんに採れたのではないでしょうか。
 連休を了えて益々陽射しが強くなる日々です。少し野原に分け入れば草いきれという言葉が頭を過ぎってきます。暑苦しい感じの言葉ですが、そこには草生す爽やかな緑の香も少しは感じられるような気がします。

 さて、明日は高幡不動・・・御利益を求めて・・・

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1056 何となく格好いい聖蹟桜ヶ丘

”せせらぎに鳥囀りて人踊る街ざわめきて霞立つ春”

 ”聖蹟桜ヶ丘”まるでアニメかドラマの中に出てきそうな駅名です。日本全国津津浦々の駅名を全て覚えている筆者ではありませんが、それでも知る限りの中で一番格好いい名前の駅だと思っています。
 桜ヶ丘のみの場合でも青春ドラマの舞台でよく登場しそうな名前ですが、これに「聖蹟」が付くことによってアニメーションの大作か何かの舞台になりそうです。
 元々は所在する街の名前そのままに「関戸」という駅名でしたが、戦前には既に現在の名前に改称されています。
 周辺は多摩川が流れていることもあるのでしょうか、桜の名所であってそこから「桜ヶ丘」の名が付き、付近に明治天皇の行幸の場があったことからそれに因んで「聖蹟」と付されたそうです。
 それにしても語呂といい字面といいこれ程にバランスの取れた格好いい駅名は外にはないと思います。
 駅の格もそれに相応しく特急停車駅になっています。付近は新興の住宅地と旧住宅街が相俟って品格のある街並みを形成しています。
 「何処に住んでいるの?」・・・「聖蹟桜ヶ丘」と一度は言ってみたくなるような街と駅です。

 さて、次は百草園・・・草生して・・・

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1055 多摩川近い中河原

”何気なく手を取り歩む河原道伝ふ互ひの温もりは幸”

 先日多摩川の少し上流を散歩する機会がありました。夏日になった日で、長袖のシャツでは少し汗ばむような好天に誘われて河川敷の遊歩道に出かけてみました。
 公園や遊歩道が整備されている河川敷は多摩川をはじめ首都圏の多くの河川で見かけますが、久しぶりに歩いてみると何とも心地よくうっすらと額に浮いた汗も気持ちいいくらいでした。
 平日ということもあって河川敷は空いていて、中高年のご夫婦が散策したり、小さな子供を遊ばせるお母さんがチラホラ、これらも風景の一つに溶け込んでいてゆったりとした時間の流れを感じました。
 何の目的もなく河川敷を訪れたのは久しぶりでしたが、気持ちがリフレッシュされた気がして残り半日を心地よく過ごすことができました。
 多摩川も中河原付近では上流に近く、普段は水かさもそれほど多くはなさそうです。河川敷から見る水面もキラキラと輝いて気温の高い日には涼しげな感じに映るものと思います。
 川沿いに住んでいる方は1日に1回くらいは土手に立ったり、河川敷に出たりしているのでしょうか。晴れた日ばかりではないとは思いますが、ちょっと羨ましく思ったりもします。

 さて、明日は聖蹟桜ヶ丘・・・カッコいい・・・

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1054 南武線から乗り換える分倍河原

”不器用な生き方なれば寄り添ふと乗り換えの間に君は囁く”

 分倍河原は南武線に次いで2首目になります。
 乗り換えの便利な駅とそうではない駅があります。京葉線の東京駅の記事で触れたように、同じJR線でも地下と地上などの位置関係から乗り換えが不便な駅があります。
 かつては近い場所にあっても連絡駅の扱いをしていないところもありましたが、最近ではICカードの普及も相俟って少し不便な乗り換えでも連絡駅の扱いをしているところが増えてきています。
 京王線と南武線との接続駅は2駅あります。八王本線が接続するこの分倍河原と相模原線が接続する稲田堤です。このうち稲田堤の方は頭に京王と付いていますから、JRからは少し離れた場所に駅があって乗り換えは決して便利とはいえません。
 目的地まで辿り着くのに乗り換えは少ないに越したことはありません。直通電車があれば本数が少なくともできるだけその電車を利用するようにしている筆者ですが、どうしても乗り換える必要があるときには、たとえ時間に余裕があると分かっていても早足になってしまいます。
 根がせっかちな性分ということもありますから、なるべく早く乗り換え先のホームに着いていたいという気持ちが働いてしまいます。
 乗り換えの間に同行の人と談笑しながら行く光景を見かけますが、筆者もそのくらい余裕を持って乗り換えたいと思ってしまいます。筆者の場合には同行の人があっても気持ちが乗り換えに向かってしまっていて話もそぞろになってしまうので・・・

 さて、次回は中河原・・・河原で散歩・・・

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1053 左は競馬場の府中

”フリマ行く?何気なき問い愛らしく君に従い外出(そとで)の支度”

 地方競馬の競馬場でのことですが、かつて開催されていない日にフリーマーケットが行われていました。
 昨今はリサイクル熱の高まりもあって何処でもフリーマーケットの会場は熱気が満ちているようです。中にはユニークな品物もあってひとつひとつ覗いてみるだけでも楽しいものです。
 競馬場も開催日が限られていますから、何もない日にはそのようなイベントを催してみるのもいいかもしれません。東京競馬場ではどうなのでしょうか。
 カップルがブラブラとフリーマーケットに手を繋いで出かける様も微笑ましくなりますが、車でのドライブもまた2人だけの世界を楽しめます。
 最近は、若い世代の車の保有率が下がっているということです。筆者の若い頃には多くが車に関心があってデートにドライブは当たり前だったのですが、特に都市部では公共交通手段も便利になっていますから特に車は必要ないということなのでしょうか。
 筆者より少し上の世代に流行った曲で「中央フリーウェイ」がありました。中央高速をテーマにした曲で大ヒットしましたが、「右は競馬場、左はビール工場」という歌詞があって、筆者もその曲を聴きながら中央高速を走ったこともあります。
 中央高速は京王線より南寄りを通っていますから「右は競馬場」となっていますが、京王線から見ると「左は競馬場」となります。
 ちなみに、中央フリーウェイの歌詞を少し詳しくすると「右には競馬場、左はビール工場、下には南武線」になります。

 さて、次は分倍河原・・・斜めに接続・・・

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1052 乗り継ぎいそいそ東府中

”一駅に乗り継ぐ客の多く在り日本優駿開催の朝”

 5月は競馬ファンにとって毎週末が忙しいことになるのではないでしょうか。中央競馬は春のG1シーズンを迎え、東西の競馬場ではそれぞれに重賞レースが催されます。
 中でも府中にある東京競馬場では5月は毎日曜日にG1レースが行われ、ファンファーレと共にファンの歓声はいやが上にも高まります。
 特に最終週の5月27日には3歳馬の最高の舞台となる日本ダービーが行われます。早春の皐月賞に秋の菊花賞と3歳馬はこの3レースを制すると三冠馬の称号が与えられます。同じG1でも天皇賞や有馬記念は馬齢に関係なく出走することができますが、前述の3レースは明け3歳にしかチャンスは巡ってきません。
 別に人間と比較する必要はないと思いますが、差し詰め青年期に社会人デビューを果たして最初の大仕事を任された日ともいえるのではないでしょうか。馬ですから鼻息も荒く眼前の2400メートルをジョッキーの采配のもと駆け抜けるのみです。
 皐月賞を取っている馬はもちろんのこと、とっていない馬でもダービーは後々までの勲章の一つですからどうしても取りたいレースに違いないと思います。馬、ジョッキー、調教師が一丸となって制覇に挑んできます。レースもさることながら筆者はレース後の勝利ジョッキーインタビューが好きです。馬をこよなく愛し何処か謙虚なジョッキー達の受け答えが耳に心地よく聞こえます。
 今日はG1の中でも比較的新しいビクトリアマイルが開催されます。東京の直線を制する女傑達のマイル決戦が見ものです。
 東京競馬場へは東府中から分岐する競馬場線で一駅の競馬場正門前が便利ですが、今月は溢れるばかりの乗客で混雑するものと思われます。

 さて、明日は府中・・・歌の中で・・・

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1051 先祖を敬う多磨霊園

”絶え間なく香華手向けて来し方に思ひ馳せたる春の中日”

 筆者の家の墓所は父方母方とも寺の墓地にあります。従前の日本では菩提寺があってそこに墓所を設けることが習わしであったところですが、明治維新以降急速に東京圏の人口が増加し、寺の墓地だけでは到底納まりきらない状況になったものと思われます。
 そうした影響もあるのでしょうか。都内をはじめ近郊には墓地だけを集めた霊園ができています。東京都などが運営する公営の墓所から私設の霊園まで様々ですが、広い敷地と整然と区画された墓地は公園墓地といって、墓所という少し陰鬱な印象を払拭した感じの開放感も感じられます。
 東京も郊外となればピクニック気分で先祖の墓参りも足取り軽く訪れることができそうですが、多磨霊園こそがその公園墓地の魁ともいわれています。
 希代の名女優といえばそれぞれにあり過ぎて、1人に絞ることは難しいものと思います。筆者の中でも何人かそのように感じている方がいるのですが、その内の1人に夏目雅子さんがいます。夭折の美人女優で筆者は映画「二百三高地」や「瀬戸内少年野球団」が印象に残っています。その夏目雅子さんをはじめ多くの著名人が多磨霊園には眠っています。
 多磨霊園は東京都が運営していますが、外に都営の霊園では著名な青山墓地と千葉県にある八柱霊園があります。

 さて、次は東府中・・・分岐の先は・・・

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1050 武蔵野台地の武蔵野台

”無為なればこそ可愛けれ吾子の笑み変はらぬままにそのまま育て”

 何度もこのブログで触れている「○○台」ですが、武蔵野台はその成り立ちが少し違うかもしれません。
 大正時代に「車返駅」として開業し、現在の駅名になったのは昭和30年代ですが、改名の由来は新興の住宅地というよりも武蔵野台地に因んでいたということです。
 それでも「車返」より「武蔵野台」の方が次第に人口が増えて住宅地の様相を呈しつつあった昭和30年代にあっては相応しかったのかもしれません。
 新興といっても昭和30年代半ばの改名では、その頃にこの辺りに家を持った家族もそろそろ3世代目あるいは4世代目に移ろう頃でしょうか。今ではしっかりと家族の歴史が根付いていると思います。
 我が子の笑顔に励まされつつ馬車馬の如く働いて高度経済成長期、オイルショックの後のバブル期に子供達はそれぞれ独立し今では孫も高校生といった家族もありそうです。
 子供の笑顔は魔物で観ているだけで和んできます。自分の血を分けた子供であれば尚更のこと離れがたいことだとは思いますが、束の間の別れを惜しんで出勤したのでしょうか。 子供といえばほっぺた、子供のほっぺたはフワフワで何とも触り心地がいいものです。思わず抓ってみたくなったりするのは筆者だけでしょうか。
 夜、帰宅後にやっと寝かしつけた子供のほっぺたをあれやこれやと触っているうちに起こしてしまって奥様に叱られたという方も多いと思います。
 長い年月の中で子供のほっぺたが可愛いのは3年〜5年くらいかもしれません。残りの数十年は憎たらしい限りとなってもまた孫ができれば・・・

 さて、次回は多磨霊園・・・先祖に詣でる・・・

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1049 サッカーを観に飛田給

”飛び込んでヘディング決めるフォワードに歓声高く蹴球の熱”

 「とびたきゅう」と読みます。平安時代の荘園制度の名残の地名だそうで、「飛田氏」から給された田という説があります。荘園制度盛んだった折、荘園の主から給与された「給田」と呼ばれる領地が各地にあって、これが世田谷区内など現代の地名になっているところもあります。
 筆者が子供の頃、子供達の将来の夢で多く見られたのがプロ野球選手でした。時代が移って現代ではサッカー人気が上昇し、野球とサッカーで子供達の夢を二分しているように思われます。
 野球派かサッカー派かファンも二つに分かれているように思いますが、筆者はどちらかというと野球ファンで、日常的に観戦するのは専ら野球です。サッカーも時折は観戦しますが、それは代表戦に限られていて、Jリーグを観ることは殆どありません。
 野球に比べて目を離せないこともありますが、点数が中々入らないという処も苦手な所以かもしれません。
 野球にしても最近は投高打低で点数が動かないゲームが多くなっていますが、幼い頃から親しんできた分だけ野球に関心があります。
 それでもサッカーの人気が上がってだいぶ年を経ていますから、遅まきながらそろそろJリーグの試合を生で観戦したいとも思っています。
 飛田給は、J1のFC東京とJ2の東京ベルディのホームスタジアムになっている味の素スタジアムの最寄り駅です。東京を本拠地とするJ1チームは現在は一つだけですから開催日には多くのファンで賑わいます。

 さて、次は武蔵野台・・・子供のほっぺた・・・

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